MOTO  放 浪

バイクで横断 初めての海外旅行 ユーラシア大陸 ロシア編 NO 7

 

タイヤ交換したいんですが?

 

ロシアの道路、車状況はこの辺で、話は、アイアンタイガーにそろそろ戻りたいと思います。

 

海外ツーリングで、見ず知らずの土地でのタイヤ交換は、悩みどころの一つですが、運よくアイアンタイガーさんにお世話になれたので、出来るところでやっておく、と言う事で、ロシア入りして約750キロ、ガンツにタイヤ交換したいがどうすれば?と聞いた?(身振り手振りで)バイク屋を紹介してくれるのかと思いきや、アイアンタイガーのメンバーの一人が、助けてくれるとの事で、その彼の家に明日行け、との事(多分)。

彼がタイヤ交換を手助けしてくれるとの事。

 

指定場所へ

 

こちらの意思が、ちゃんと通じているか?何せ、言葉が分からないので、不安を抱きながら、翌日指定の場所へ向かった。かなり広い敷地に大きなゲート迄あり、ん?ここは工場?会社?とにかくかなり、立派な所で守衛さん迄居るぞ!!本当にここでいいのか!?

ゲートの人に、挨拶し少し待つと、彼が出迎えてくれた。「ふうーっ」先ずは一安心。どうやら彼は、ここのオーナー?らしい。

 

広い敷地内には、いくつもの倉庫?がありその一つに案内された。

 

先ずは、バイクからホイール前後を外す作業を彼と共に行う。

そして、ホイールごと、彼が呼んだ業者へ渡し、業者は一旦それを持ち帰り、しばらくすると、ホイールに新しいタイヤに付け替えて、業者が持って来るのだが、しかし!!ここでトラブルが発生!!。

 

彼は業者に向かってクレームらしき対応をしている。「ん?なんだろう?」業者は、タイヤ付きのホイールを持って帰ってしまう、そして、1時間位して戻って来たが、また、彼に怒られているではないか!!

そして、このパターンを2回繰り返した。

どうやら、タイヤの回転方向指定に対して、逆方向でイールに装着しているらしい。

この業者は、バイクのタイヤを組んだ事が無いか?そもそも、バイクのタイヤ交換の需要がなくて、未経験なのかもしれない。

結局3時間位かかり、タイヤ交換を何とか無事に終わることが出来た。

 

作業終了後、タイヤの価格をネットで調べ、プラスαで彼に、支払おうとしたが、彼は、首を横に振り、「こんなに要らないよ」と、おそらく、タイヤの原価以下の価格しか受けとってもらえなかった。

そして彼は、続けて、「タイヤは、また、途中で交換しなければ、ならないよね」と言われ、私もうなずいた。

が!!しかし、なんとこのタイヤだけで、この後のユーラシア大陸最終地、スペイン迄の2万キロ以上の距離を、走破してしまった!!!。

日本の様に信号が多くなく、ストップ&ゴーが少ないとは言え、この耐久性には驚いた。

タイヤの選択は彼にお任せだったので、このタイヤをチョイスしてくれた、彼と、このタイヤには感謝の言葉も無い。(彼とは数年後、日本で再開する事になる)

 

 

耐久性のキモのセンターリブ付きタイヤ、この摩耗時点で2万4千キロの状態。そう、まだ走れる!!(帰国後に撮影)

普通オフロードタイヤでオンロードを走ると、耐久性の点で劣り、まあヨーロッパだけなら、メチャオンロード寄りのタイヤでも良いが、ロシアを走るなら、必須ではないが、少しオフ寄りのタイヤの方が良いと思う。

このタイヤのおかげで、ロシア内での悪路?で2回、キワドイ状況をクリア出来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

敷地内の彼の家?なのか、招いてくれ、しかも、タイヤ交換でお世話になったにも関わらず、「飯食うか?」と食事まで、ごちそうにしてくれた。感謝